2012年3月29日木曜日

新iPad Wi-Fi, 発熱, 充電 etc. 不具合検証の報告。

 新iPadが手元に届いてから、およそ2週間。新iPad(第3世代)を購入するか検討している方の為に、私個人の使用感をレポートしたい。御参考にしていただけたら幸いである。最近、話題となっているWi-Fi、発熱等の不具合についてのレポートである。<新iPad(第3世代)Wi-Fiモデル 32GB 使用>

Wi-Fi強度問題
 新iPadは、Wi-Fi接続感度が旧モデルより落ちるという報告があるようだ。私は自宅でAir Mac Expressにより無線LAN接続している。今の所、全く問題はない。元々初代iPadの時から、iPhoneに比べれば接続感度が弱かった。Air Mac Expressから数メートル離れた別の部屋にいると感度が落ちたし、電子レンジの使用中にWi-Fi接続出来なくなる。iPhoneでは、この様な事はなかった。しかし新iPadが、旧iPadと比べて著しく接続感度が落ちるような事はない。逆に言えば、旧iPadと同じ様に接続感度が弱い。もしWi-Fi接続感度が酷く落ちているならば、やはり不良品かもしれない。私はiMacを使用しているが、初期不良で交換してもらった経験がある。納品された当日、起動させても液晶ディスプレイが真っ暗のままになった。ディスプレイが点灯しないだけで、目を凝らせば、真っ暗な中にうっすらとアイコンが見える。ハンダが溶けたような臭いがして、本体が異常に熱い。火事を心配するくらいであった。新しく届いたiMacの動作は全く問題がない。好ましい事ではないが、実際、初期不良は発生する。初期不良品の交換に際して、アップルの対応は丁寧だった。

発熱問題
 新iPadは、高負荷の動作時に、旧iPadよりも発熱するという報告があるようだ。確かに、新iPadは左下部分が温かくなる。旧iPadよりも温かく感じるかもしれない。肌寒い時に気持ち良いと思うくらいだ。しかし暫く置けば、すぐ冷たくなる。私は、高負荷のかかる3DゲームアプリやHD動画を長時間使う訳ではない。それらを長時間動かせば、さらに発熱するのかもしれない。しかし余りにも熱くなる様であれば、前述した様に初期不良かもしれない。早めにサポートへ連絡した方が良いと思う。

重量増加問題
 新iPadは、iPad2と比べて51g重くなった。手に取って比べてみれば、明らかに新iPadの方が重い。しかし私自身は、さほど気にならない程度の重量増加である。比べてしまえば明らかに重いが、新iPadだけを使い続けていたら、重さを感じなくなるのでは。重さの感じ方は、ユーザーによって様々な受け止め方があるだろう。微妙な重さが我慢出来ない方もおられるかもしれない。是非店頭で、御自分の手で試していただきたい。重さが気にならない方も多いのでは、と思う。

充電時間問題
 新iPadは、旧iPadと比べて明らかに充電時間を長く必要とする。 バッテリー容量がiPad2の1.7倍なので致し方ない事か…。就寝中に充電をしておけば、朝には何の問題もなく使用出来る。しかし、「充電アルゴリズムを直ちに修正する必要がある」という報告も出ている様だ。新iPadのACチャージャは、iOSが「充電済み」と表示したあとも1時間程度、10ワットの充電を継続する。iOSが“充電済み”と表示した時点では、充電は実際には90%しか完了しておらず、この時点で充電を止めると、バッテリ駆動時間はフル充電時と比べて1.2時間短くなると言うのだ。アップルは「新iPadは、iOSが“充電済み”と表示した時点までの充電で、バッテリ駆動時間として記載している10時間の駆動が可能だ」と説明している。この問題については、もう少し追いかけ続ける必要があるようだ。

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